森のリトリートに行った話②からの続きです
そして、3日目。
5回の食事、2回の温泉、2回の就寝を共にしたメンバーともこの日がラスト。森での一人時間の感覚や森からのメッセージを分かち合い、過去の打ち明け話や未来の展望を沢山共有してきた仲間と入る最後の森。
勝手を覚えてきた道を登り、今日もまたお気に入りの自分の場所に向かう。少しうろうろと全体の雰囲気を確認しながら、昨日見つけておいたマイリビングルームとも呼べるような寛ぎのスポットへ。何本かの木が倒れて少し開けた場所で、ふかふかの木の葉のソファーで倒木を背もたれにお茶をすする。
この日は森との対話をしつつ、ちょっと先の未来への自分に手紙を書くという作業も。薄曇りの空が心地よく、何をどうするということもない、ただここにいるだけの時間がボーッと流れていく。
結局、私の場合はこれといった大きなサインやメッセージを受け取るということはなかった。ただなんとなく、昨日と同じように、この森も地球全体の自然にとって特別なものではなく、けれど大切な一部なのだという文字にすると至極当たり前のような感覚だけが残った。どうやら私は何かを特別視することが好きではないらしい。
さて、未来の自分に、何を告げようか…。
そうこうしているうちに一人の時間は笛の音によって終了を迎えた。
全員でこの3日間を振り返って、コンプリーション。
本当に、呼ばれて集まったみたいなメンバーだった。それぞれに人生の大きな課題があり、試練の荒波を乗り越えた経験があったり(2日目の晩に夜更けまで語り明かしました)、興味の対象や感じることが似ていたり。
やってきたこと、仕事などは皆バラバラなのに、根っこの繋がりをはっきりと確信するのは、それぞれが語る言葉がどこか自分の中にあったもののように反応したから。他のみんなが自分の言葉にできない断片を補い合っているみたいに。
森との対話、自分との対話、人との対話、全てを通して感じたことは、自然は全てでひとつであり、その繋がりが切れることなど不可能なんだ!ってこと。時間も空間も関係なく、いつでもここに戻れることこそが自然なんだ。。
そんな対話を、そっと暖かく優しい眼差しで見守り、導いてくださったスタッフさん、お宿のおかみさんとももちろん同じ繋がりの中にいます。寝食の心配もなにもなく、ただ自然とのことだけに集中できる環境を整えてくれる人がいるって、なんて贅沢な時間だったか…!本当にありがたかったです。ありがとうございました。
あと、自然の中で五感を開いていると、勝手に整うものがあった。
それは、時間。
時計を持たず、感覚だけで過ごしていても、みんなの動きが節目の時間にちゃんと揃うんだよね〜。これは気持ちいい。もちろん揃えようという無意識の働きはあるんだろうけど。
山を降りて駅での解散の時、別れを惜しむことはあっても悲しみや寂しさはなかった。だっていつでもいるし!っていう、あの焚き火の種火のような消えない灯りを心に宿し、それぞれの帰路についたのでした。
その後!山を降りて町に戻ったみんなが口々に報告したこととは!
車窓から緑ばっかり目に入る、頭が重い、鼻にきた…など、開いた五感にきたした変調でしたー!笑
みんな、また会おうね!
最近すっきりしないなー、ガチガチだなー、って方は、一度森に行ってみてはいかが?
【3日目の気付き】
◇ 自然の根っこはやっぱりひとつ! ◇
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます♡
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ズレをピッタリにするリノベーター。
一級建築士として住宅の、才能プロファイラーとして人生の、リノベーション設計をしている。
それぞれの人が本質的な自分や空間にピッタリに生きる姿が大好物。あなたの才能の源泉を見つけます。
猫が好き。自然素材が好き。夢は村づくり!
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