こんにちは!
リノベーション物件の解体が進んでいます。今日は台風21号接近の為、半日で終了。
この工事が始まるまでに一番大変だったのは物の片付け。家一軒分を丸ごとカラにするというのは、引っ越し同様、相当な労力を要します。特に今回の離れには物の整理・片付けが超が付くほど苦手なお方がお住まいで…。数々の現場に携わってきた私でも、スタートまでのハードルが富士登山かのようでした。(プランや法的なことも含めてね。)
しかしそれでは前に進まない。「えいっ!」と決断しなければいけないタイミングは必ず来るのです。
ここでもやはり、決めることの重要性を再認識しました。
そして、着工から一週間かかって、お客様と一緒に来る日も来る日もひたすら物を運び出し、昨日、ようやく全部がなくなるメドが立ちましたー!わーい!パチパチ…!!
さて、この期間を経て、「モノ」との付き合い方って?と考えずにはいられません。
築100年にも迫る家にあるモノですから、モノが貴重だった時代の丁寧な手作業品もあれば、現代のゴミにしかならない工業品まで玉石混交。モノの変遷の歴史をリアルに見る博物館のようでもありました。これほどまでにモノにあふれた現代が、どうしても異常に見えてしまいます。
それでも、モノが捨てられない。
モノが貴重だった時代のマインドを受け継ぎながら現代を生きることは、非常に苦しいことでしょう。
モノのない時代は入口が狭かった。入ってこないから大切に使い、自作し、リサイクルする。その動きが緩やかでした。
しかし入口が巨大に拡大してしまった今、招き入れるだけでなくモノの方から勝手に押し寄せてくる状況。そしてさらに、モノにとどまらず、情報までも…。そこに広い出口がなければ、溺れるだけです。
過剰に膨らみ続ける社会のナニカに対して、心がついていけない。そんな心に、入口と出口のサイズを整える方法を届けられないかなー?そんなことを模索するのでした。
入口と出口のサイズがピッタリなら気持ちいいよね!(私だけ?笑)
それにしても。
あんなに汗だくで毎日動いたのに、体が重くなったよ?なぜ?入口広げた覚えはないのに!
いやーん!出口開拓やんー!!笑
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ズレをピッタリにするリノベーター。
一級建築士として住宅の、才能プロファイラーとして人生の、リノベーション設計をしている。
それぞれの人が本質的な自分や空間にピッタリに生きる姿が大好物。あなたの才能の源泉を見つけます。
猫が好き。自然素材が好き。夢は村づくり!
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